八王子古本まつりとは

八王子古本まつりとは

「8人の王子さま」のお話

この国には、8人の王子さまがいました。
8人の王子さまは、容姿も性格もみんなちがっていました。

8人の王子さまは、みんなそれぞれ
「自分がいちばん素敵な王子様だ」と思っていました。

だからときどき、ケンカももちろんありました。
やいやい、ぼくのほうがすごいやい。
なになに、あたしのほうが立派よ。
ちょっとまった、おれがいちばん素敵だろう。
たいていのケンカは、いつもちっちゃな言い合いからはじまりました。

そうなると、まちのひとびとはハラハラドキドキです。
万が一、おおごとにでもなってしまったらどうしよう。
国がバラバラになってしまうんじゃないか。

でも大丈夫。
昔から「ケンカするほど仲がいい」っていうでしょう?
思いっきり取っ組み合いをしたあとは、ケロッと忘れて、
いつもの仲良しにもどってしまうのです。
まちのひとびとはホトホト呆れながら、
でもそんな王子さまたちを愛していました。

容姿も性格もちがう王子さまたちの、唯一通じ合ったこと。
それは、「本が好き」ということ。
本そのものも、本のなかに詰まった知識や物語も、
本の向こう側にある世界のことも、大好きだったのです。
そこであるとき、8人の王子さまは、大好きな本を通して、
まちのひとびとと楽しめる場をつくろうと
年に一度のフェスティバルを開こうと計画したのです。

8人の王子さまが、それぞれの魅力を存分に発揮した、
初めてのフェスティバル「HACHIOJI USED BOOK FESTIVAL」。
いったいどんなおまつりになるのでしょうか。
やっぱりちょっと、ハラハラドキドキしちゃいます。

開催にあたって

城下町の八王子。宿場町の八王子。ベッドタウンの八王子。学園都市の八王子。
浅川流れる八王子。高尾山寄り添う八王子。信仰集める八王子。伝説語る八王子。
このまちには、古い歴史と新しい歴史が隣り合わせにして、息づいています。
このまちの魅力を、「新しい古本まつり」で、最大限に引き出してゆきたい。
「八王子古本まつり」は、そんな思いを込めて、2009年スタートします。

合い言葉は

「八王子古本まつり」の合い言葉(キャッチコピー)は、これ。

古くから代々この町に住んでいるひと。新しく家族で移り住んできたひと。ひとだけじゃありません。文化、環境、年中行事、信仰、価値観などなど、古いものと新しいものがいっしょにある町、それが「八王子市」だと思います。

「八王子古本まつり」は、この町の古いもの・新しいものそれぞれの魅力が、いっしょになって、キラキラとかがやいてくれることを夢見ています。

シンボルマークは

「八王子古本まつり」のシンボルマークは、このキラキラした「王冠」です。

「この町のもつ古さと新しさこそがこの町の魅力だ」というコンセプトを考えていたら、
ちょうど市名の由来のひとつに「8人の王子がいた」というストーリーを見つけました。
名前にも通じるし、合い言葉の「キラキラ」輝く様子にも、王冠はぴったりです。

色はもちろん、ゴールド。
キラキラしているだけじゃない、どっしりとした落ち着きもある。
てっぺんには、8色の宝石が散りばめられています。
八王子のさまざまな魅力がそれぞれの光を放つ。そんな様子を表しました。

まだ出来上がったばかりのシンボルマーク。
みなさんに覚えていただけたらうれしいです。
町なかで見かけたら「あ、古本まつりのマークだ!」と思ってくださいね。

「八王子古本まつり」を支えているひとたち

主催

八王子古本まつり実行委員会

協力

  • 西放射線通り商店街振興組合
  • 三崎町商研会
  • 中町商店会
  • 横山町モール街
  • 八王子駅北口商店会

後援

アートディレクション&デザイン

してきなしごと(ウチダゴウ)